恵方巻のルーツは関西みたいです。
恵方巻は、江戸時代から明治時代にかけて大阪の花街で節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈ったりしたのが始まりといわれています。
花街で商人や、芸子たちが節分に芸遊びをしながら商売繁盛を祈り食べたようです。
名前も恵方巻という名前ではなく、「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれることが多かったようです。
「丸かぶり寿司」も「太巻き寿司」も七幅にちなんで、7つの具を入れて巻くので、7つの具を入れるのが基本になったようです。
2017年(平成29年)の恵方は?
2017年(平成29年)は恵方は「北北西 やや右」です。
どうして一本丸かじりするの?
それではどうして恵方巻は一本丸かじりして食べるようで食べるのでしょう?
それは、一本丸ごと食べる事で幸福や、商売繁盛の運を一気にいただく、ということを意味している事が大きいようです。
恵方巻の実施率が豆まきを3.9ポイント上回る【首都圏でも3人に1人が実施】
○全体
「恵方巻を食べた」 47.6% 「豆まきをした」 43.7%
恵方巻の実施率が豆まきを3.9ポイント上回る結果になった。
○首都圏
「恵方巻を食べた」 36.5% 「豆まきをした」 44.5%
○名古屋圏
「恵方巻を食べた」 51.9% 「豆まきをした」 43.3%
○阪神圏
「恵方巻を食べた」 70.7% 「豆まきをした」 42.1%
情報堂生活総合研究所の調べ(2011年1月27日現在)
豆まきに続き”恵方巻”も節分の行事として定着
恵方巻のルーツといわれている阪神圏が最も高い結果になっています。
首都圏でも3人のうち1人が「恵方巻を食べた」という結果になっており、その実施率は年々上がってきています。
恵方巻の正しい食べ方知ってる?
全国でメジャーになりつつある恵方巻ですが、あなたは正しい食べ方を知っていますか?
恵方巻を食べる時のルールは4つ
■切らずにいただく!
太巻きは食べやすい大きさに切って食べるものですが、恵方巻は「縁を切らないように」ということから、切らずに丸かぶりして食べましょう。
■恵方を向いて食べること!
恵方は歳徳神(としとくじん)のいるとされる縁起の良い方角で毎年変わります。
歳徳神(としとくじん)とは?
お正月にやってくる歳神(としがみ)のこと。自然歴を使っていた時代は、立春が年の始めだったため、”節分”は” 大晦日” と同じでした。
お正月には、この恵方の神社を参拝する”恵方参り”や歳神(としがみ)を迎える”恵方棚”を作るという風習があったので、節分に恵方を向くということには大きな意味があるのです。
■食べている間、黙って食べ願い事を考える
恵方巻きは黙って食べましょう。食べ終わるまで黙って食べないと、ご利益を得ることが出来ないそうです。
丸ごと食べ終わるまで、静かに恵方巻きを全部食べましょう。
また全部食べ終わるまでの間は、願い事を考えます。頭の中で唱え続けましょう。
■恵方巻きは一気に食べる事!
恵方巻きを食べるときは、途中で休んだりすると、ご利益がなくなってしまうんだそうです。
食べる前に恵方を向き、食べ終わるまでそのままの方向を向き、一気に食べることが大事です。
お子様用には少し細めに巻いてもいいかもしれませんね。
まとめ
・恵方巻は一人一本食べる
・その年の恵方を向いて口をつけたら離れず食べ進める
・喋らず食べ終わるまで願い事を考えながら食べる