一人暮らしで一番大変だなーって思うのは病気をしたとき。
この間、風邪をひいてしまい、なにをしても怠くて滅入ってたんですが、
ふと「しょうがをたくさん食べて、発汗して治す」っていうのを、
お母さんがやってくれてたのを思い出したので試してみました。
お陰で気のせいなのかもしれないけど、早く直った気がします。
これってうちだけ?他はどんな事してたんだろ?っていうことで調べてみました。
近年、このように病院の薬に頼らず病気を治療する、または予防する「民間療法」が見直されてきています。
そもそも、民間療法って何?
現在のように医学が発達していなかった時代、家族の健康管理は母親の役目でした。
家族が病気をしないように健康に気を配ったり、病気をした時には、一日も早い回復を願い、言い伝えられてきた療法を試み病気に立ち向かっていました。
民間療法とは、このように何十年もの時を経て、祖母から母へ、 母から子へと語り継がれた庶民の健康管理の知恵のことです。
ざっくり言えば、おばあちゃんの知恵袋的な感じです!
試行錯誤を経て語り継がれた治療法であり、自然のものを活用して穏やかに体質を改善し、病気を治し健やかに生きる知恵は、 時代を超えた今もなお説得力があり、学ぶべきことが多くあります。
わたしの周りでも
「乳酸菌飲料を毎日飲むようになってから風邪をひかなくなった!」
「玄米酵素を毎日飲んでいたらガンが治った!」
「ルイボスティーを毎日飲んでいたらアトピーが治った!」など、
民間療法を行って予防・治療したという話を聞いたことがあります。
民間療法は、なぜ見直されてるのか?
・薬を使わないので、体に優しい療法であるということがまず第一。
・病は気から!信じて行うことによって病気が治る?プラシーボ効果。
・医者にかからず、自宅でも簡単にできる。
・病院では治らなかった病が治ってしまった!
こう言ったさまざまな理由などがあり、注目されてきています。
日本に古くから伝わる風邪の民間療法
いろんな病気がありますが、今回は時期的なものもあるので風邪にしぼって調べてみました、みなさんにも「風邪なら◯◯しなさい」って言われたこと経験があると思います。
さまざまな方法がありますが、昔からよく言われるのが、この3つ。
生姜湯を飲む
生姜には、白血球数を増やし、免疫力を高めるジンゲロールが含まれており、特に悪寒のする風邪のひき初めに摂ると効果的とされています。
卵酒を飲む
風邪の引き始めの時に飲むと症状を緩和して回復力を促進することが出来ます。
ネギを首に巻く
ネギの匂い成分には、消炎や殺菌効果と、神経を落ち着かせて睡眠へ誘導するする働きがあります。
驚き!世界の風邪の治し方!
世界は広い!
きっと各国によって、いろいろな民間療法があるはず!
ということでどのようなものがあるのか調べてみました。
カモミールティーを飲む (ドイツ)
「夜眠る前にカモミールティーを飲みます。風邪をひくと濃いめにいれたものを飲んで眠りにつくよう言われていました。」
ハーブ療法が盛んなドイツでは、カモミールは「ハーブの王様」と呼ばれています。
不眠症を改善し、利尿を促して吐き気をおさえる効果があると言われ、風邪に効くとされているそう。
背中に特別なオイルを塗り、へらで摩擦 (ベトナム)
「昔からの方法は、背中に特別なオイルを塗り、へらで赤い筋ができるほど強く刺激するというものです。
エステで行うカッピングと同じ発想で、汚れた血を体表面に集め、きれいな血が体をめぐりやすいようにして体の抵抗力を高めるそうです。」 へらで赤い筋が出来るまで摩擦するなんて、痛くないのかな・・・。
毒素を出来るだけ排出しよう的な?
ホットワインを飲んですぐに眠る (ヨーロッパ)
「赤ワインにオレンジピールやシナモン、八角、ナツメグ、クローブ、レモン汁、蜂蜜や砂糖などを加えて火にかけて作ったホットワインを飲みます。
スパイスと少し残ったアルコールの効果で体が温まり、ぐっすり眠れます。」
フランスなど、ヨーロッパで行われている方法。
おいしそ~!
ビタミンCたっぷりのアムラの実を食べる (インド)
「アムラの実を食べます。アムラは生では非常に酸っぱく苦いため、ドライフルーツや漬け物、粉末を使うことが多いです。」
アムラー?アムラ?ってなかなか聞きなれないけど、インドでは「1日に一粒食べれば医者要らず」と言われているフルーツ、アムラ。ビタミンCはレモンの10倍、ポリフェノールは赤ワインの30倍ともいわれています。
日本だと通販などでアムラパウダーとして購入できます。
チキンスープを飲む (アメリカ)
「骨付きもも肉、玉ねぎ、セロリ、ニンニクを塩こしょうでいため、水、さつまいも、パースニップ、カブ、ニンジン、パスタ、月桂樹(げっけいじゅ)、オレガノなどのハーブ、小麦粉を少々加えて骨から肉が簡単に離れるくらいまでしっかりと煮込んだ熱々のチキンスープを食べます。」 ドイツやエジプトなどでも行われている方法。
チキンスープに含まれる栄養素カルノシンが体内の免疫システムを助ける働きをすると言われているのだとか。
コーラなどの炭酸飲料を飲む (世界各国)
「炭酸を飛ばして飲んだり、しょうがとともに温めてホットコーラにして飲んだりすることを医師からすすめられることもあります。」 アメリカやオーストラリア、ノルウェー、フランス、南アフリカ、シンガポールなど諸外国で見られる方法。
ブドウ糖がたっぷり含まれているのでエネルギー補給になるとされていますが、風邪でコーラとは、日本では考えられない意外な方法ですよね。
あれか!子供用シロップみたいなものか!
ヘビ療法(イスラエル北部)
「全身にヘビを這わせマッサージを行う療法。ヘビには気持ちを落ち着かせ、痛みを緩和させる力があるといいます。」
テレビで見たことがありますが、とてもじゃないけど落ち着いていられない気が・・・。
サボテンマッサージ法(メキシコ)
「リラックス効果があるとされるサボテンマッサージ。トゲのないサボテンにノパルサボテンの汁やテキーラなどを混ぜて作ったエッセンスを塗って体をマッサージします。」
ヘチマで作ったタワシのような感覚なのかな?
ぬるめのシャワーを浴びる (フランス)
「熱をとるために、ぬるめのシャワーを浴びて体を冷やす。部屋もあえて温かくせずに風通しを良くします。」
これはアメリカ、フランス、オーストラリアなどで実践されている方法。
あえてぬるめのシャワーを浴びて体を冷やすことが風邪対策になると言われているそうです。
日本とは逆ですね。
胡椒入りウォッカを飲む(ロシア)
「風邪をひいたときには、薬草入りのウォッカや胡椒入りのウォッカを大量に飲み何重もの毛布に包まって寝るというのがロシアの方法」 寒い国ならではですね。
身体をとにかく温めたい!といったことから始まってるんだろうけど・・・
風邪っぴきでウォッカを大量に飲むとは流石です。
唐辛子入り焼酎飲む(韓国)
「韓国では焼酎と唐辛子以外にも、ネギの根っこを煮て飲むのが風邪に良いと言われています。」
実際に、ネギの根っこは昔から軽い風邪の処方に使われた漢方薬の材料で、毛穴を開き汗を出させて熱を下げ、頭痛や体の痛みを軽減させるものとして使われてきたそうです。
しかし、不味そう~。
ニンニクを首から下げる (カザフスタン)
「カザフスタンだけではなく、ロシアでも行われている方法。ニンニクをネックレスみたいにして、首から下げるそう」
なんでも鼻通りをよくするそうですが、本当なの?
ユーカリの葉をアツいタオルで巻いて、胸の上に乗せる (オーストラリア)
「オーストラリアならではユーカリの葉を使った方法。」 呼吸が楽になったり鼻づまりに有効です。
ユーカリの葉っぱってスースーしそうですしね。
耳にタマネギをつめる (スイス)
「耳や鼻の通りをよくするんだそう。スライスした玉ねぎを布に挟んで耳にあてます。」
そのまま詰めるのも良いそうですが、耳がしばらく玉ねぎ臭くなりそうだし、ちょっとマネできないですね・・・。
つねり療法(中国)
「毒素を出して体調の改善を図る、中国の方法。」
のどの周りを優しくマッサージするのは痰が出やすくなってよいのだそう。
要するにやりすぎは禁物!
オイルうがい療法(インド)
「一旦加熱して冷ましたごま油でうがいをするという、インドの伝統医学・アーユルヴェーダの健康法」
免疫力アップ&デトックス作用により、風邪やインフルエンザの予防のほか、花粉症の改善にも効果が期待できるそう。
その上、アンチエイジングにも効くという嬉しさ。
まとめ
世界にもさまざまな民間療法がありました。理にかなってるものから、本当なの?と言うものまでありますが、真偽は定かではなく、必ずしもこのような民間療法で病気が治るわけではないので、自分の身体で実験してみて、自分にあった方法を見つけることが大事です。
先日、風邪をひいてしまい、一人で辛いし心細いなと思った時、わたしの民間療法はお母さん自体なのかなと思いました。
お母さんが側で看病してくれる「安心感」だったり「優しさ」だったりが風邪を治してくれていたのかな。
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