くせ毛の方にとって、湿気の多い梅雨時や湿度や汗によってうねりやくせが出やすい夏場は、憂鬱な季節ですよね。
実は、私も長いこと「くせ毛」に悩んでいます。
特に、前髪のくせが強く汗っかきな私は、この時期になると…
前髪が暴れ放題!
かなり悲惨なことになっています…。
今回は、私のような頑固なクセ毛に悩む方にぜひ読んで頂きたい「クセ毛の原因や対策方法」についてです。
くせ毛の私が、実際に行ってみて効果のあった方法や対策方法をふまえて、ご紹介していきたいと思いますので、ぜひ参考になれば幸いです。
くせ毛の原因とは?
くせ毛の原因とは、先天的なものと後天的なものに分けられます。
先天的、後天的、それぞれ原因も異なってきます。
まずは、先天的なくせ毛の原因から見ていきましょう。
先天的くせ毛の場合
先天的なくせ毛の原因は「遺伝」
先天的くせ毛の方は、100%遺伝が関係しているものです。
生まれた時からくせ毛という方は、「先天的くせ毛」である場合が高いです。
これは、毛根の形や髪内部のタンパク質のバランスなどが遺伝するからだと言われ、両親が共にくせ毛という方、親のどちらかがくせ毛である場合、遺伝することがあると言われています。
毛根のゆがんでいる
くせ毛は、髪の毛に問題があるように思えますが、ほとんどは毛根に問題があることが多いです。
図のように、直毛の方は毛根がゆがんでいないため、髪がまっすぐ生えています。
しかし、くせ毛の方は、毛根がゆがんでいるため、髪がうねって生えてきてしまうのです。
コルテックスの乱れている
また、髪内部に問題がある場合もあります。
髪は、キューティクル・コルテックス・メデュラの3つの層で構成されています。
このうち、くせ毛に関係していると考えられているのが、真ん中にある層「コルテックス」です。
コルテックスは、水分を含みやすい「P-コルテックス」と、水分を含みにくい「O-コルテックス」の2種類から成り立っています。
髪質は、この2種類の比率によって決まると言われています。
このバランスが均一だと直毛になり、バランスが偏ってしまうとくせ毛となってしまいます。
後天的くせ毛の場合
後天的なくせ毛の主な原因は、大きく分けると3つ
「ホルモンバランスの影響」「栄養不足」「毛穴詰まり」
ホルモンバランスの影響によるもの
ホルモンバランスの乱れは、肌だけではなく髪にも大きな影響を及ぼします。
ホルモンバランスの分泌が減少したり、バランスが悪くなることで、くせ毛になるケース、または、直接くせ毛の原因にならなくても、髪の毛が細くなってしまうことにより、クセが出やすくなってしまうこともあります。
成長期や出産後、また更年期などのホルモンバランスの乱れやすい・変化があるタイミングに、髪質に変化がおきる方がいるのはこのためです。
また、ストレスや生活習慣などによりホルモンバランスが乱れることで、くせ毛になる場合もあります。
栄養バランスの乱れによるもの
髪の毛を綺麗に保ったり、成長させるには、栄養が不可欠です。
ですが、過度なダイエットや食生活などによって栄養バランスが乱れると、まず、生命維持に関係する臓器や組織への栄養補給が優先せれ、髪や肌への栄養補給は後回しになってしまいます。
その結果、髪は細く痩せ弱々しくなってしまい、これが原因でくせ毛になってしまうことがあります。
毛穴詰まりによるもの
シャンプー剤の洗い残し・皮脂・ホコリなどの汚れが毛穴に詰まってしまうと、まっすぐ生えるはずだった髪の毛が、これらの汚れにより圧迫・邪魔されてしまうため、くせ毛になってしまうことがあります。
くせ毛を治すために心掛けるべきこと
日本人は、直毛が多い民族だと言われ、日本人のもつ遺伝子の9割が直毛だと言われています。
しかし!現実は、7割程度の人がくせ毛だと言われています。
つまり…くせ毛の方の多くは、後天的なくせ毛というわけです。
後天的なくせ毛の主な原因には「ホルモンバランス」「栄養バランス」「毛穴詰まり」があります。
あなたがもし、後天的なくせ毛である場合、これらの原因を解消・改善すれば、まっすぐな髪へと近づけられるというわけなんです!
ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスを整えるためには、心と身体をゆっくりと休めてあげることが大切です。
ストレスを溜め込まない、睡眠をしっかり摂る、マッサージやストレッチ、ウォーキングなどの軽い運動をするなど、身近で取り組みやすいものからでもいいので、自身の心と身体を労わってあげることから始めてみましょう。
また、女性は身体を冷やさないことも、心がけて欲しいポイントです。
下半身の冷えはホルモンバランスを崩す原因のひとつです。
冬場はもちろんですが、夏場も身体を冷やしすぎないようにしましょう。
栄養バランスを整える
過度なダイエットや偏った食事を続けると、栄養バランスやホルモンバランスも乱れ、健康だけではなく、髪にも悪循環を及ぼします。
まずは、バランスの良い食事を摂ることから心がけてみましょう。
髪の主成分である、タンパク質を多く含む食材を摂るようにしましょう。大豆製品には、良質なタンパク質が含まれているためおすすめな食材です。
また、タンパク質だけではなく、髪の健康的に保つために必要な栄養素である、ミネラルやビタミンA、B群、C、E、ピチオンなども一緒にバランスよく摂取しましょう。
毛穴詰まりを改善する
毛穴が詰まる原因は、皮脂や、シャンプーの洗い残しやほこりなどの汚れです。
そのため、しっかりと毛穴の汚れを落としてあげることが大切です。
日頃、頭皮がベタベタつきやすい方は、頭皮の乾燥による皮脂の過剰分泌、食生活、ストレス、アルコール、生活習慣の乱れがあげられます。
本来、根本から改善することが一番ですが、頭皮のクレンジングなどで、余分な皮脂や汚れを落としてあげるのも効果的です。
くせ毛の治し方
髪の乾かし方・ドライヤーの使い方
くせ毛を治すには、お風呂上がりのドライにポイントがあります。
ドライヤーの熱は、髪の水分を奪ってしまうため、くせを強めてしまう原因となります。
なので、髪に熱を与える時間を短縮するためにも、しっかりタオルドライを行ってから乾かしましょう。
くせ毛が気になる方のドライヤーの乾かし方
1.はじめに、クセが気になる部分の根元から乾かしていきます。
私の場合は、前髪が特にクセが強いので、前髪から乾かしています。
2.全体を8割程度まで乾かします。
髪の根元から毛先にむかって、乾かしましょう。
また、ドライヤーの風は、下から当てず、後頭部から前に向かって当てましょう。
ここで、ブラシを使いながらブローしても良いのですが、ブラッシングしすぎると摩擦によってキューティクルが剥がれ、髪を傷める原因となりますので、ほどほどに。
3.冷風を当てながら、残りの2割を乾かします。
冷風をあて乾かすことで、必要な水分を保護してくれる働きや開いたキューティクルを閉めることで、髪全体にツヤが出ます。
100%温風で乾かしてしまうと、髪が乾燥してしまうため、痛む原因にもなりますので注意しましょう。
このように、ドライヤー使い方をを意識して、くせを抑えてあげましょう。また、最近では、低音ドライヤーや傷まないドライヤーなど、髪を労わる高性能なドライヤーも出てきています。
ちなみに私は、リュミエリーナのヘアビューザーを使っています。
ヘアビューザーには、バイオプログラミングという特殊セラミックスが内蔵されていて、この特殊セラミックスにより、髪内部(タンパク質の水和水構造)の状態を良くし、ダメージによるクセやうねりを根本から改善してくれます。
以前は、硬くてギシギシした髪質のくせ毛だったのですが…ヘアビューザーを使い始めてから、潤いとツヤのある髪に髪質が変化し、気になっていたクセが治まったので、クセが気になる方にオススメしたいドライヤーです。
くせ毛用のシャンプーを使う
くせ毛の方は、特に「髪の乾燥」に気をつけて頂きたいです!
なぜなら、髪は乾燥すると硬くなり、扱いづらくなってしまうためです。
これは、髪の形状を決める、タンパク質の結合「水素結合」によるものです。
水素結合は、水を含むと緩むので柔軟になりますが…
乾燥すると固まる性質を持っているのです!
髪内部に水分が足りない
↓
空気中の水分や汗を吸収してうねる
↓
うねったまま蒸発し固まる
乾燥すると、このような悪循環を生んでしまうので…
くせ毛の方は、しっかりと髪に水分を与えてあげる必要があります!
ですが、市販のシャンプーの多くは、潤いよりも「洗浄力の強さ」「脱脂力の強さ」を重視しているものが多く、汚れはしっかり落ちますが、必要な皮脂まで奪ってしまうため、髪や地肌の乾燥を招く原因となります…。
なので、シャンプーを選ぶ際は、「しっかり髪に潤いを与えてくれるもの」がポイントとなります。
そこで、オススメなのは、クイーンズバスルーム のシャンプーです!
このシャンプーは、必要な皮脂と潤いを守りながら洗浄でき、さらに髪にたっぷりと水分を与えてくれるので、
乾燥が原因で、扱いずらかった固い髪を、柔らかい髪質へと整え「扱いやすい髪」へと導いてくれる、とてもナチュラルなくせ毛シャンプーです。
皮脂刺激指数0という極めて、低刺激な薬用シャンプーなので、敏感肌の方や赤ちゃんも安心してお使い頂けます。
日頃のシャンプーだけで、くせ毛を改善していけるので、ズボラな方でも続けやすくオススメです!
5日分お試しトライアルセットもあるので試してみてはどうでしょうか?
まとめ
私の場合、紹介した方法を試した結果、完全な直毛とまではいきませんが頑固だったくせ毛を扱いやすくまとまりやすい髪にすることが出来ました。
縮毛矯正したりストレートアイロンを使う方法もありますが、あくまで一時的なものですし、髪へのダメージが大きいため、さらにうねりやクセが出てきてしまうことも少なくありません。
普段の生活習慣の改善、熱や乾燥などによるダメージを防ぐ、自分の髪質にあったシャンプーを使うなど…
「本気でくせ毛を治していきたい」とお考えの方は、しっかりと自分の髪と向き合い根本から治していく方法をオススメします。