エステで人気のキャビテーションが自宅で手軽に行なえる家庭用キャビテーションマシン。
エステのようなボディケアを好きな時間に好きなだけ行える夢のような商品なのですが……
「実際、本当に効果あるの?」と疑問に思っている方多いのではないでしょうか。
今回は、今話題の家庭用キャビテーションについて徹底的に調べてまとめてみました。
キャビテーションとは?
キャビテーションとは、特殊な超音波によって脂肪を減らすトリートメント(痩身法)のことです。
凝り固まった落ちにくいお肉やデコボコお肉に直接アプローチし、効率よくケアできることから人気を集めています。
キャビテーションの効果や原理(しくみ)
超音波を当てるだけで、どうして痩せるの? と疑問に思っている方も多いと思いますので、キャビテーションのしくみについてご紹介しておきたいと思います。
キャビテーションは、脂肪細胞のみに作用する特殊な周波数の超音波を当てることで、脂肪細胞内に気泡を発生させ、気泡がはじける衝撃によって脂肪細胞がなくす という技術です。
脂肪細胞に直接働きかけることで、安全に脂肪細胞そのものを減らすことができるため、切らない脂肪吸引 とも呼ばれています。
キャビテーションのしくみ
- 脂肪細胞のみに作用する特殊な周波数の超音波を照射し、振動を与える
- 脂肪の中に圧力差が生じ、脂肪細胞の内部に極小の気泡を発生する
- 気泡がはじける衝撃で、脂肪細胞膜を破壊
- 脂肪が乳化し溶け出す
- 老廃物となって、体の外に排出される
キャビテーションのメリット
キャビテーションのしくみが分かったところで、次にメリットについてご紹介したいと思います。
リバウンドするリスクが低い
キャビテーションは、脂肪細胞を小さくするダイエットとは違って、脂肪細胞の数を減らす方法 であるため、リバウンドのリスクが低いと言われています。
施術時間が短い
施術する部位にもよりますが、実際にキャビテーション自体に掛かる時間は15分から20分程度と、非常に短時間で行なえる治療方法です。
エステサロンの場合ですと、30分程度のコースから120分以上のコースまで、さまざまなコースがありますが、いずれのコースもキャビテーション自体は20分程度であり、キャビテーション後のリンパマッサージ内容などにより所要時間が変わってきます。
痛みやダウンタイムがない
キャビテーションは、メスや薬剤を使わずに行える治療 なので、施術の痛みはもちろん、ダウンタイムの必要もありません!
肌に傷をつけない
キャビテーションは、超音波を当てて、脂肪細胞を破壊するという方法で行われるので、脂肪吸引や脂肪溶解注射などと比べても、安全で肌を傷つけずに行えます。
部位痩せにも効果的
通常のダイエットでは、胸やお尻など落としたくない部分も落ちてしまいますが、キャビテーションは、当てたところのみに作用するので、自分ではなかなか痩せられない部位 や 気になる部位 のみ、治療を行うことができます。
キャビテーションのデメリット・副作用心配は?
理想的な体型を目指す方にとって、メリットの多いキャビテーションですが、デメリットはないのか?調べてみました。
定期的な施術が必要
1回でも効果はありますが、大きな変化を感じたい場合には、回数を重ねて行う必要があります。
効果には個人差がありますが、最低でも5回以上の治療が必要だと言われています。
アフターケアが重要
キャビテーションの効果をきちんと得るためには、溶かした脂肪を体内の自然な代謝によって排出しなくてはなりません。
そのため、キャビテーション後はリンパマッサージなどを行い、体外へ排出しやすくしてあげる必要があります。
肝臓・胃への負担
キャビテーションによって細胞から流れ出た脂肪は、一度肝臓に集められてから分解、排出されるため、肝臓に負担がかかることがあります。
施術後は、アルコールやタバコなど肝臓へ負担がかかる行為は避けるようにしましょう。
人によっては、胃の不調が起きる事もありますので、施術の前後一時間は食事も控えたほうがよいでしょう。
超音波による骨伝導
キャビテーションマシンによっては、超音波が骨に当たり、キーンと金属音がすることがあります。
人によって個人差はありますが、脂肪が少ない方は特に感じやすいと言われ、施術後もしばらく耳に残ることがあります。
キャビテーションの効果を高めるポイント
サロンによって多少の違いはありますが、エステでは 温める・溶かす・排出(出す)の3つのプロセスが行われています。
これらはキャビテーションの効果を高める重要なプロセスなので、家庭用キャビテーションでケアする際にも「温める・溶かす・排出」この3つのプロセスを行うことをオススメします。
体を温める
代謝が悪い(体を温めない)状態でキャビテーションを行うと、脂肪がうまく排出されず、体内に留まってしまうこともあるので注意が必要です。
キャビテーションを行う際には、体をしっかりと温めてリンパの流れを良くし老廃物を排出しやすい状態にしてあげることで、トリートメント効果を高めてくれます。
家庭用キャビテーションの場合は、搭載されているラジオ波(RF)を使って、気になるパーツをピンポイントで温めても良いでしょう。
排出をサポートする
キャビテーションは、溶かした脂肪を老廃物として体外に排出することで、はじめて効果を発揮します。
本来であれば、溶け出した脂肪は老廃物として体外に排出されますが、代謝が悪い方の場合、排出されずに体に留まってしまうこともあるので、排出をサポートしてあげることが大切です。
キャビテーション後は、リンパマッサージやストレッチ、軽い有酸素運動などを行なって、よりスムーズに排出されるようにアフターケアを行いましょう。
家庭用キャビテーションの特徴
さまざまなメーカーから販売されている家庭用キャビテーションですが、多くのマシンには ラジオ波(RF)・EMS・キャビテーションの3つの機能がついています。
それぞれの機能は以下のとおりです。(※キャビテーションは前述した通りなので、ここでは省略します。)
ラジオ波(RF)
サロンでも採用されているラジオ波(RF)は、お肌を温めるための機能です。
キャビテーションとセットで行うことで、トリートメント効果を高めることができます。
EMS
シックスパッドでお馴染みEMSは、電気刺激で筋肉に刺激を与えることで、効率的なエクササイズができる機能です。
自ら運動しなくても運動したのと同じ効果が得られることから、とても人気のある機能です。
エステサロンと家庭用キャビテーションの違いって?
アフターケアの有無
キャビテーションを行う際は、溶かした脂肪を排出させる必要がありますが、マシン自体に「排出機能」がついているわけではありません。
通常サロンの場合、キャビテーション後にリンパマッサージなどでケア(排出)するのですが、(※コースによっては行わない場合もあります。)
自宅で行う場合、サロンと同じように自分でリンパマッサージなどを行なって、ケア(排出)する必要があります。
周波数の違い
アフターケアの有無以外の大きな違いは、使われている周波数にあります。
家庭用キャビテーションは、特別な技術や知識がなくても「安全」に使用できるよう設計されているため、どうしてもパワーは業務用マシンに劣ってしまいます。
人気の家庭用キャビテーション
ボニックプロ
ボニックプロは、エステティシャン山口美都希さんが監修したキャビテーションマシンで、サロンでも採用されているキャビテーション・ラジオ波・EMSが搭載されています。
女性でも持ちやすく・扱いやすい形状にこだわって作られていて、どんな部位でも使いやすいようにコードレスタイプになっているのが特徴です。
また、防水仕様で丸洗いできるので、とっても衛生的。コロンとした可愛らしいフォルムも人気の理由です。
ビニックプロ 公式サイトへ
beluluキャビアップ
beluluキャビアップは、楽天ランキング1位を獲得している大人気のキャビテーションマシンです。
他メーカーのマシンに搭載されているキャビテーション・ラジオ波・EMSに加え、スキンケアに効果的な「赤LEDエステ」が搭載されているため、美顔器としても使える非常に優秀アイテムです。
もちろんボディだけではなく、お顔にも使用可能なので、自宅で本格的なケアを行いたい方にはおすすめです。
beluluキャビアップ 公式サイトへ
キャビスパRFコア
キャビスパRFは、美容家電のパイオニアと呼ばれるYA-MAN(ヤーマン)から出ている家庭用キャビテーションマシンで「エステさながらの本格ボディケア」が行える一台。
防水仕様なので、お風呂で体を温めながら効率良くボディ・フェイスケアが行うことができ、さらに、バストモードが搭載されているので、バスト周りのケアも可能(公式通販限定モデルのみ)。
他のマシンに比べると、お値段は若干お高めですが、大手美容機器メーカーならではの開発力と独自技術が盛り込まれていることもあり、愛用者が非常に多い、家庭用キャビテーションマシンの中では大変メジャーなマシンです。
キャビスパ 公式サイトへ
まとめ
家庭用キャビテーションの効果を十分に得るためのポイントは、温める・溶かす・排出(出す)これら3つのプロセスにあります。
ケア前は、お風呂に浸かって体を温める、ケア後は、リンパマッサージやストレッチ・有酸素運動をを行うなど、しっかりセルフケアを行うようにしょう。
今回、アフターケアの方法(やり方)については、簡単な説明にさせて頂きましたが、本格的なケアを行いたい方は、一度サロンで体験して、プロの技をこっそり盗んで、自宅で実践するのもひとつ手かもしれませんね。
検索すると「エステで実際に行われてるケア方法」などもたくさん出てきますので、詳しくはそちらを参考にしてみてください。