ステーキやビーフシチュー、とんかつや角煮などの料理を作る時、
お肉が固くてがっかりしたという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
火の入れ方に問題があったのかな?
味付けが悪かったのかな?
もっと、煮込めばよかったのかな?
いろいろな試行錯誤してみるものの、やっぱり噛み応えがありすぎる・・・。
そんな、固いお肉を柔らかくしてしまう!とっておきの方法をご紹介したいと思います。
お肉が固くなってしまうのは何故?
①焼き過ぎ
火を通しすぎたり、火加減が強すぎたりすると、お肉の水分が飛んでしまいます。
水分が飛んでしまうと、パサついたり、固くなる原因となってしまいます。
②調味料を入れるタイミングが悪い
角煮など、お肉を煮る時に調味料を全て同じタイミングで入れていませんか?
塩や醤油など(塩分のある調味料)を早い段階で加えて煮込んでしまうと、身が締まってしまうため、固くなる原因となってしまいます。
③味付けが濃すぎる
塩や醤油など(塩分のある調味料)を入れすぎてしまうと、肉汁や水分が外に出てしまうため、パサついたり固くなる原因となってしまいます。
④筋切りや繊維切り不足
お肉には、かたい筋のような繊維がたくさんあります。この繊維(筋)を切らずに焼いてしまうと、食べた時に固いと感じてしまいます。
また、繊維(筋)を切らずに焼いてしまうと、加熱したときに縮んでしまったり、火の通りが悪くなってしまいます。
火の通りが悪いと、火を長く通さなくてはならず、結果、水分が失われ、お肉が固くなってしまいます。
固い肉を柔らかくする方法とは?
上記では、お肉が固くなってしまう理由を4つ挙げましたが、
今回、注目したいのは「筋切り・繊維切り」です!
筋切り(繊維切り)といえば・・・
肉たたきで叩いたり、包丁で切り込みを入れたり、フォークで穴を空けたりするのが一般的ですが、
うまく筋や繊維が切れなかったり、お肉がボロボロになってしまったり・・・
手間のわりに、仕上がりが残念なのが悩みどころでもあります。
そこで!今回ご紹介したいアイテムがこちら↓
見慣れない形状に思わずなんじゃこれ!?となっている方も多いかと思いますが、
こちらが今回ご紹介したい「ミートソフター」という調理器具です。
ミートソフターとは?
8本もある彫刻刀のような刃で、固いお肉の筋や繊維を簡単にカット!
面倒な隠し包丁いらずで、お肉を柔らかく!食べやすくしてくれる優れものです。
ちなみに、ミートソフターを製造している義春刃物は、創業100年を超す刃物・彫刻刀メーカーです。
実は、焼肉店や精肉店などでも同様の筋切り道具が使用されています。
↑肉のプロ達が使う定番筋切器
【下村工業/スジキリ一番】
もちろんプロが使っている「スジキリ一番」をお使い頂いても良いのですが・・・
慣れるまで、固いお肉の筋が上手く切れないので、初心者には少し難易度が高めです。
対してミートソフターは、刃が逆U型。さらにガイドピンがついているため、ブレずに筋を的確にカット!
素人でもプロのような、筋切りが可能です。
ミートソフターの使い方
今回は、いかにも筋や繊維の多そうなお肉を用意してみました!
ミートソフターの使い方は至って簡単です。
ハンドル部分を手で掴んで持ち、お肉の筋に狙いをつけて・・・
ガッチャン!ガッチャン!とスタンプのように押し付けるだけ。
↑固そうな太い筋がしっかり切れているのが分かります。
包丁で切ると、こうも綺麗に筋切り出来ません!見事です。
あとは、繰り返し太い筋や繊維を断ち切っていくだけ!
両面やると、さらに完璧です!
これだけで、柔らか〜いお肉が完成します。
・・・あとは、いつも通りお料理すればOK!
使用後は、分解して丸洗いできます。
↑刃の部分までしっかり洗えて衛生的です。
実際にミートソフターを使ってみて感じたメリット
・筋切りが簡単!短時間!
・お肉がボロボロにならない
・味がよくしみる
・火が通りやすくなる
・かたいお肉がしっかり柔らかくなる
・分解して洗えるので、衛生的
まとめ
固いお肉は、下ごしらえの段階で筋をしっかり切っておくことが大切です!
筋切りは、お肉が柔らかくなるだけではなく、火の通りを良くしたり、味の浸透率を良くする効果もあります。
また、薄めのお肉にも使えるので、さまざまな場面で活躍すること間違いなしです。
いつものお料理はもちろん、BBQなどでも大活躍のミートソフター。ぜひ、お試し下さい。